【マニュアル整備】社員がすぐに辞めてしまう…
2.1の中山です。
先日、当社『マニュアル整備代行サービス』の無料相談の問い合わせを受け、
兵庫の洋菓子店さんにお邪魔してきました。
業界で天才と呼ばれるシェフのお店とは分からず、事務所でその話を聞き、その圧倒的な仕事のクオリティに驚かされましたが、
一方で、
雇用するパティシエがすぐに辞めてしまう
というお悩みがあるとのこと。
・天才が凡人を理解できず、せめてしまう…
・専門学校卒の人材の能力…
悩みを伺っていて、
私の前職、プルデンシャル時代を思い出しました。
プルデンシャルには何千万、何億と報酬を得ているトップ営業がゴロゴロいて、彼らが新人営業マンを指導する時と、天才シェフの話がリンクしました。
指導、というか説教の内容は、誰もがうなづくよつな良い事を言ってるんです。深くそして多岐にわたり、様々なアドバイスをしてくれます。
その新人の気持ちを察しながら優しく。
さすがです。
新人は当然「ほーほーなるほど!ありがとうございます!早速やってみます!」と応えます。
でも、結局、アドバイスの内容ほどの結果は出ないんですよね…。
何故?
新人営業マンにとって、トップ営業マンのノウハウは難しすぎるんです。
トップ営業マンがどんなに噛み砕いて伝えたつもりでも、です。
噛み砕けてても難しいのは何故か?
答えは簡単。
噛み砕けてないから
なんですよね。
これは、
トップ営業マン自身が
実は自分の成功の本質、強み
を理解していない場合が往々にしてあるからなんですよね。
この理由も簡単。
自分の事は客観的に見れない
からです。
例えば、
毎期1億円を稼ぐトップ営業マンが、今期9千万円の報酬だったとします。
このトップ営業マンに対する評価はふたつです。
①周囲の評価
→9千万も稼いだんですか!すごい!さすが!
②本人の評価
→いつもより1千万ダウンじゃないか。あー、最悪。これじゃあ理想の自分には程遠い。ダメだ…
自分に対して厳しい人は、自分の評価を高くつけません。
自分の事を客観的に評価・分析する必要は本人にとってあるかないかは別として、
結果的に、客観性が必要な場面でも、自分本位で話してしまうケースは、優秀な人ほど多く見受けられます。
話を戻すと、
そんなトップ営業マンの面白くて勇気付けてくれるようなアドバイスを聞いた、新人もしくはデキナイ人は、
いざ現場で実行しようとするとら出来ません。
頭ではわかっているんだけど、出来ないんです。
結果、
良かれと思って1時間もかけた説教で新人に残るのは、叱られたストレスだけという…
今回の洋菓子店さんの無料コンサルティングでは、
A. 属人性の高い、いわゆる職人の仕事をいかに引き継いでいくのか
B. Aに伴い、経営はどのように職人やスタッフを支えていくのか
という課題の分析、
そしてその課題に対するマニュアル整備の可能性
をレポートさせていただきました。
もうすぐ10年にもなる人気洋菓子店。
多くのファンがこの洋菓子店の永続を望んでいるはずです。
マニュアル整備がその一助となれれば嬉しいです。