社長の本音

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さすがのゴルゴも脇が甘かった!?


こんにちは。2.1の中山亮です。

話題になったので知っている方も多いと思います。
外務省が中小企業向け海外安全対策マニュアルを、人気漫画「ゴルゴ13」を使って作成し、先日公開しました。
テロが頻発する地域で、安全対策のために外務大臣がデューク東郷に協力を要請し、安全指南をしてもらったという、凝ったストーリーなのですが……。
マニュアルの専門家からすると、今回ばかりはゴルゴも脇が甘かったと言わざるをえません。

ニーズ喚起を目的とした、「さわり」程度のものなら、それでよかったと思います。
しかし、本件の目的は安全確保のためのマニュアル。
漫画で細かく描けないような情報にこそ重要なものがたくさんあるはずで、漫画で表現できるのは、読まなくても想像がついてしまうレベルのものです。

外務省に限らず、マニュアルを漫画で作りたがる傾向はあります。
しかし、実際はほとんど意味がないと思っています。
なぜダメなのか。

まずは、検索性です。
漫画は、ストーリーを読まないと先が追えないから、必要な情報になかなかたどり着けません。
それから、具体性。
画で表現してしまっては、ディティールが失われます。
そして、再現性。
デューク東郷ができたとして、果たしてそれを一般人の私たちができるでしょうか(笑)
今回のゴルゴは指南役なわけですが、漫画的な表現は誇張して描くものですから、再現性に乏しいと言わざるをえません。

とっつきやすさという点では、確かにいい。
だから表紙を漫画にする程度なら、問題ないと思います。
しかし、多くの人に対してもっとも正確に、同じ内容が伝わるのは、文字です。
外務省も、ゴルゴに依頼するお金で、うちに依頼してくれればよかったのに。
ゴルゴ13なみに、きっちりと仕事しますよ(笑)