社長の本音

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“思い込み”という名の落とし穴

こんにちは。2.1の中山亮です。

職場でよく耳にする、こそあど言葉。「これ」「あれ」という、それです(笑)。
「この前の、どうなった?」「それなら、あのあと手配しましたよ」なんて会話。気づかずしている人は多いのではないでしょうか。
よく知った仲なら問題なく進んでいくのでしょうが、これがマニュアルとなると、かなりのクセモノです。

マニュアルにとって代名詞は、明確にしなければならない代表格です。
僕たちは、取材をしていて「あれが…」「これが…」という話になったら、必ず「“あれ”って、何を指しますか?」と伺っています。
そうすると、相手は聞かなくても分かるでしょうって顔をするし、僕たちも分かっている場合が多いのですが、ここをあいまいにすると、どこかで齟齬が起きてしまうのです。

これは、主語や述語の無い会話にも当てはまります。
例えば、「そのあとにやります」という会話には、“何のあと”に“誰”が“何”をやるのか、という三つの疑問が隠れています。
主語述語をしっかりさせれば、思い込みで進むことが防げます。
慣れるほどに見過ごしがちな部分ですが、とても大事なことではないでしょうか。

似たような例で、同じものを指しているのに言い方が2種類あるというパターンも。
実際に『報告』と『申し送り』を同じ意味でお使いの企業さんがいらっしゃいました。その逆で、『課題一覧』と『課題リスト』は同じ書類と思っていたら、違うものだったり。
これらは、第三者に指摘されて気づくことが多いように感じますが、そこから「呼び方を統一しないとね」といった気づき、改善につながっていく点は、マニュアル専門家のやりがいです。

『マニュアルは行間を読め』なんて言われますが、行間を読めずに困ってしまうケースは非常に多い。だったら、行間を読むことを無くせばいい。そのためには第三者にお任せいただくのが良いのではないでしょうか。

僕らの仕事は、重箱の隅を突つくようなものだ、という認識はちゃんとあるんですよ(笑)。
しかし、それが僕らの価値だし、お客様がマニュアルを外注する意味であると思っています。