社長の本音

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これがマニュアルとは……言葉の定義は難しい

こんにちは。2.1の中山亮です。

先日、某有名上場企業のマニュアルを拝見する機会がありました。
その会社は以前から「マニュアル教育がすごい」という噂を耳にしており、実際に幹部の方とお会いしたときも、マニュアルを活用しているぶん、当社の事業に理解をお持ちでした。
そういう前提があったので、僕としてはリクルートやプルデンシャルのようなマニュアル整備をされているのだろうと、大きな期待があったのですが……
その中身には、想像とは全く違うことが書いてあり、残念ながらすぐに閉じてしまいました。

そのマニュアルと呼ばれているものには、『ソフトバンクの孫社長が大事にしている言葉』『〇〇業界で大事にしている習慣』など、色々な経営者、業界の名言はたくさんちりばめられているのですが、その企業が大事にしている文化などは、ほとんど書かれずじまい。
財務や人事など部門ごとのページもあったのですが、その会社の規定ではなく、『△△社の財務は素晴らしいので、これを参考にしてやりましょう』みたいな(笑)。
いわゆる格言集ですね。
いや、テクニック集と言えばそうなんですが、業務に何かしらの好影響をもたらすものではありません。
まとめた人もその会社の人なので、当たらずとも遠からず、とは思うんですが。

とはいえ、『孫さんがこう言っている』『ビル・ゲイツがこうやっている』など、全部が良い話なんです。だからこそ、「どっちもすごいからどっちに合わせたらいいんですか?」って聞きたくなる。
好みで決めていいのか、と。
好みで決めていいのなら、最初から無いのと同じ。
「マニュアルとはこういうものなの?」と問いたくもなるし、「選択肢も多すぎだ」と言いたくもなります

そう話すと、「選択肢を与え、考えさせて伸ばす」と切り返してくるマネジャーもいますが、それで本当に伸びてる?って、聞きたい。
結局そのマネジメントが功を奏すのかは、人によるからです。
5人のうち一人でも伸びればという思いでやっているのでしょうが、その一人は辞めてしまいますからね。残りの4人のほうが会社に残る可能性が大きい。
それでいうと、マネジメントは、全体がボトムアップしていくほうが大事なのです。
社員への愛情、一人ひとりのやりがいも大事ですが、それと組織運営は別もの。
日本の企業は、ごっちゃになっているケースが多いですよね。

話を戻しますが、そのマニュアルは、当社が思うような運用はされていないでしょうし、それ自体をマニュアルと呼んでいることが、カルチャーショックでした。
マニュアルって人によってイメージが全然違うんだな、と。

言葉の定義って大切ですね。改めて思いました。