社長の本音

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安倍内閣は、モラルの『引き継ぎ』ができているのか

こんにちは。2.1の中山亮です。

この8月は、長く続いた天候不順に鬱々した人も多かったのではないでしょうか。
僕もその一人ですが、3日に発足した第3次再改造内閣にも結構鬱々としています。
不祥事続きの内閣を立て直そうと選んだメンツなんでしょうが、どうもしっくりこない。
今回はその理由を、少し整理してみました。

その1 新閣僚の年齢が高すぎる
堅いメンツを揃えたというのは分かりますが、おじいちゃん内閣ですよね。
60代・70代が過半数を占め、40代は一人もいない。
閣僚って高齢者(政治経験が長くないと)でなければ、務まらないのでしょうか。
もちろん外交などは、その人のキャリアや人脈が物言うところもあるのでしょうが、それ以外はどうなんだ、と。
知識は勉強すれば付くことだし、時事問題も長く政治家をしているから解決できる次元では無いと思うのですが。

その2 年齢が高すぎて、引継ぎができているのか不安
マニュアル整備をしている僕としては、一番気になる点。
年齢の高い人がトップに立つと、属人的になりがちです。なぜなら、注意できる人が周りにいないし、その人の影響で組織の感覚がマヒしている可能性もあるからです。
トップが変わらず、そこに居続けることが前提なら属人的でも問題はないと思うのですが、内閣なんて3年、下手したら1年で変わってしまいます。企業で3、4年ごとにトップが交代することは、通常ありえません(上場企業の雇われ社長はともかく)。
きちんとやるべきこととか引き継がれているのか、とても不安です。

その3 年齢が高すぎて、生産性が低そう
70代が抑え込んでいるからこそ成り立つ部分もあるのでしょうが、一番元気な40代、そして50代が組織を引っ張らないと。
生産性から考えても若いに越したことはありません。
ちょっとずつでも若い人に任せられる体制を整えていくべきだと思いました。

以上、大きく三つの理由を挙げてみました。
そのうえで、一番気になる『引き継ぎ』。
引継ぎとは何も業務に関することばかりではありません。
不祥事を起こさないための引継ぎは、できているのでしょうか。

近年の内閣は、不祥事を理由に刷新することが多い印象にありますが、その不祥事は、当人にモラルがあれさえすれば防げるものです。むしろ政治家なんて、モラルの高い人が就くべき職業なのに、なぜにこうも頻繁に起きてしまうのか、理解に苦しみます。
どうしてあんなチープな不祥事が、何度となく起きるのでしょう。なぜ防げないのでしょう。
それは、可視化がされていないからです。
きっと昔ながらの対面・口頭の訓示がなされているだけなんでしょうね。
この「分かっているよね」って言うだけなのが、一番よくない。これは可視化とは言いません。
「子どもじゃないんだから」って、安倍さんも思っているでしょうが、偉かろうが実際にできていないのですから、出来るように可視化するのは大事なことです。

企業と同じで、一人に口酸っぱく言い続けていても、その人が退職してしまえば、組織には何も残りません。個人のノウハウを組織に残すことが会社のナレッジになり、残すために作るのがマニュアルです。
つまり、大臣が変わるたびに不祥事が起きているということは、不祥事を起こさないためのナレッジが内閣に残っていないということなのでしょう。

では、そのナレッジを残すにはどうするべきか。
“行動指針10か条”レベルでよいので、まずは明文化し、常に目に入るところに掲げる。これだけでもあれば、秘書への暴言も、不適切な発言も、災害時にゴルフをしていた、料亭で酒を飲んでいたなんてことも、まず起きないと思うのですがいかがでしょうか。
普通に考えれば分かることが分かっていないから起きてしまう点は、企業が直面している課題に似ていると感じています。

さて、あのおじいちゃん内閣には、国民を失望させないための引継ぎはされているのでしょうか。
その推移をしっかり見守りたいと思います。