社長の本音

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『プレミアムフライデー』は、徹底されていないマニュアルと同じ

こんにちは。2.1の中山亮です。

皆さん、『プレミアムフライデー』って、覚えていますか?
今年の2月に始まった、毎月最終金曜日は15時に退社しようという、あれです。
鳴り物入りでスタートしたわりには、すでに下火ですよね。
何がいけなかったのでしょう……
そこを突き詰めていくと、マニュアル整備に通ずる共通点がありました。

さて、『プレミアムフライデー』と聞いて思い出すのが、僕が働いていたリクルートのこと。もう10年も前ですが、当時『不夜城』って呼ばれていました(笑)。
なのに、急にダイバーシティを謳い出したものだから、社内がざわついたのは言うまでもありません。
そのダイバーシティを掲げた理由の一つが「働きすぎ」。この辺り、『プレミアムフライデー』と一緒ですね。

まずは、『ノー残業デー』が水曜日に導入されたのですが、社員の反応は、「無理なんじゃないのか」というもの。
みんな水曜日だけは定時退社するものの、他の曜日にしわ寄せがきたり、家に仕事を持ち帰ったりして、最初は守られていませんでした。
しかし、その後、長時間労働を評価しない、定時以降の消灯の徹底、セキュリティの観点から社内情報の持ち出しを禁止(自宅に仕事を持ち帰れないようにした)などのルールが整備され、導入から1年が経つころには、運用が軌道に乗っていました。
成功には、『ノー残業デー』を実施するために“仕組み化”を行った企業の努力もありますが、ルールを順守したうえで、どう工夫するかを考えられる人材が揃っていたことも大きかったと思います。

話を戻し、『プレミアムフライデー』の現状はどうでしょう。
マニュアルを整備しても運用が進まない企業に似ているというのが、僕の率直な感想です。
ルールも仕組みもない、名目だけの今のままでは、今後の浸透は難しいでしょう。
この先、定着を図りたいのなら、例えば守れた企業にはインセンティブが、守れない企業にはペナルティがあるといったルールが必要です。

政府も、『プレミアムフライデー』を“どこ吹く風”で終わらせてほしくないのなら、“仕組み化”に向けた動きを見せてほしいものですね。