社長の本音

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動画マニュアルと活字マニュアルの圧倒的な違い

こんにちは。2.1の中山亮です。

最近、動画マニュアルの導入を勧める業者や、実際に作成する企業が増えているようです。
しかし、僕は動画でマニュアルを作るのは反対。というか、順番的に後回しで良いと思っています。
なぜならマニュアルで大事なのは、見える化であり、ルール化です。
これらが済んでいないと、動画はできないはずだからです。
見える化、ルール化の質が動画のクオリティを決めるといっても良いでしょう。

いきなり動画をつくる人は、ここをすっとばしています。
もっと突っ込んで言うと、動画をつくることが目的になっているようにも映るのです。

というのも、動画は見て覚えるため、本人の解釈に任せる範囲が広く、全員の意思統一が難しくなります。その点、活字は明確です。しっかり活字に落とし込むことが、マニュアルの具体性、再現性をより高めることに繋がるのです。
例えば、玉ねぎの厚さが2ミリなのか、3ミリなのか、むしろ揃っていなくてもよいのか。お店によっては決まっていないところもあるでしょう。でも、高級食材を扱うお店ほど明確に揃えている印象はありませんか。
このように、マニュアルの形態は、再現性をどこまで求めるのかによって変わるのです。
見様見真似でいいのなら動画でも良いでしょう。

……なんて書きましたが、そんな当社でも動画を提案するケースがあります。
それは、例えばアジアなどの外国にある日本企業の工場でマニュアルを運用するケース。
巻き戻し機能などがあって反復しやすいなど、有効な場合も多いように思います。
国内でも、採用間口の広さや狭さによって、理解力や読解力の違う社員が集まりますので、現場に合わせて検討するのが得策と言えるでしょう。

また、活字のマニュアルは細かすぎる、という見方も一方ではあるかもしれません。
ですが、そのぶん絞るのは容易です。ベースを基に、新人向けにも中堅向けにも展開できる汎用性も、活字のマニュアルの魅力ではないでしょうか。
その点、動画は煩雑な編集作業、場合によっては撮り直しが発生します。
後々の使い勝手の良さから見ても、活字のマニュアルに軍配が上がるのです。

何よりも活字にすると、自分たちがやっていることを具体的にイメージできるようになります。
同時に進行しているように思っている作業にも順番のあることに、皆さん気付かれます。
改めて考え、活字にしていく過程こそが大切なのです。

動画マニュアルを検討している企業さんは、依頼する業者さんが業務構造を見える化しているのか、理論や合理性を持ってやっているのか等、いま一度確認してみてくださいね。