社長の本音

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マニュアルは、説明書であってはならない

こんにちは。ニテンイチの中山亮です。

このごろ、多くの人にとって、マニュアルとは説明書のイメージなのかな、と思うことが、よくあります。

最近の説明書には、『こういうとき、どうすれば』のような項目があるなど、工夫が凝らされたりもしていますが、仕事において、『このボタンは電源です』という記述があっても、仕方がありません。
なぜなら、資料を作るという仕事はあっても、パソコンを使うという仕事はないからです。

もっとかみ砕いていうと、Aボタンは武器を使う、Bボタンは呪文を唱える、というのが書いてあっても、どのタイミングで使うのか、どのモンスターに効果があるのかが書いてなければ、役に立たないんですよね。
つまり、ビジネスのシーンには、説明書ではなく、“攻略本”が必要なのです。

というのも、先日受けた相談が、思わずのけぞってしまうような内容で。

「外部に依頼してシステムを作ったものの、社員に使われなければ意味がないので、システムと社員を繋ぐための運用マニュアルを作ってください」って言われたんです。
聞いた瞬間、心のなかで「おいっ!」っと、突っ込んでしまいました。

システムに現場を合わせようとするなんて、そもそも考え方が逆。
今ある仕事に対し、どの場面にどんなシステムがあれば役に立つかを考えて作れば、社員に使われないなんてことは、まず起こりません。

このエピソードが、説明書があれば誰もが使えると思われているんじゃないかと、感じる所以です。
目の前にシステムというツールがあり、マニュアルには、ボタンの位置や定義が書いてある。
「だから使えるでしょ。さあ、どうぞ」って、多くの担当者は考えているのかなって。

でも、これではダメなことは、もうお分かりですよね。

現場が使えなければ、情報管理や吸い上げもできず、経営課題も解決されません。
要は運用できるかどうかが、肝なのです。

付け加えて言えば、絶対に使わせるという徹底力も必要です。
たとえ、不満が出ても、売り上げが落ちても、導入を徹底した結果、業績が伸びる話はありえることです。
これができる会社こそ、組織が強固であると言えるのではないでしょうか。