社長の本音

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【マニュアル整備】ビジョンづくり


2.1の中山です。


当社は、属人的な業務ノウハウのマニュアル作成を代行する会社なんですが、
打ち合わせを重ねる内に、
ビジョンや経営理念を刷新する
という流れになることも少なくありません。

今回、弊社がビジョンの刷新を支援しているのは、売上数十億のリサイクル事業をなさっている会社様。
創業から急成長なさっています。

こんな会社がビジョンづくり?今さら?
と思う方もいらっしゃると思いますが、
このような状況の会社は少なくありません。

経営者一人、もしくは2,3人で立ち上げた会社なら、ビジョンが無くても(お飾りでも)、
同じ価値観や勢いだけで、売上を作っていけます。

ただ、社員が増えてくるにつれて、
経営者とは異なる能力や価値観の人材が社内に増えますし、経営者と社員とのコミュニケーション量が物理的に落ちてきます。

このタイミングで、改めて会社全体で一つの方向に向かっていくために、ビジョン、経営理念を掲げる(考えなおす)という会社は少なくありません。

また、起業して色んな経験を経て、自社のサービスに確信が持てるようになった時期の方が、心に強く思うビジョンを言葉にしやすいです。

ビジョンとは何なのか。
社員数が増えてきたら、なぜビジョンが要るのか。

。。。

その点に関しては、ビジョンとは、とググッていただければと存じますが、マニュアル整備代行屋としてビジョンの必要性をお伝えします。

マニュアルといっても、作業手順や理論だけを並べているマニュアルでは、その作業を実行する者は、書かれた通りにしか動きません。
こういうマニュアルを展開してしまって、世間から(悪い意味の)マニュアル主義と揶揄されたのが某コンビニや某ファストフードですね。

たとえば、気をつけ、礼 をするマニュアルがあるとして、
 1.気をつけしなさい
 2.礼をしなさい
とだけ書いてあるマニュアルだと、これを読んだ学生アルバイトは、彼らの様々な感覚で「気をつけ、礼」をするのです。
同じ「気をつけ、礼」でもバラバラです。
相手の目を見なかったり、ほとんど角度の無い礼をしたり、、、

一方、
 1.気をつけします
 2.相手に感謝を伝えるつもりで、礼をします
というように、たった数文字ですが、作業に心得(目的)を付け足すだけで、同じ「気をつけ、礼」でも、背筋を伸ばして深く礼をします。
作業品質がマニュアル作成側(経営)の意図に近づくわけです。

これは、
「言わなくてもわかっているでしょ?当然やるでしょ?」
というマニュアル作成側の思い込みが招く、よくあるマニュアルの落とし穴です。

そして、企業という括りで心得目的の最上位にあたるのが、会社でいうところのビジョンなのです。

当社はマニュアルを作成するにあたって、ビジョンとは会社の道標であり、マニュアルには必須の要素と考えています。

その作業は、何のためにやっているのか、
つまり目的を明示することによって、その作業者の作業品質があがります。


実は、今回のリサイクル会社様、お問い合わせいただいた時のオーダーは、ビジョンづくりではありませんでした。
現場の営業ノウハウをマニュアルにしたいと。
ただ、深く聞けば聞くほど、ビジョンは定かではなく、売上至上主義でした。
それが悪いとは言いませんが、マニュアルを作るにあたって、目的意識、つまり企業ビジョンの大切さを伝えたところ、ビジョン作りに着手したわけです。

ビジョン、経営理念は飾りではありませんね。
マニュアル整備支援をやっているとつくづく思います。